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札幌の百貨店で爆窃団。壁に穴開け侵入。登山用ザイルで逃走。

「爆窃団」と思われる荒っぽい手口で、札幌の百貨店から宝石・貴金属・高級腕時計計9320万円相当が盗まれる被害が発生しました。

8階の壁に穴を開け侵入、登山用ザイルで逃走したと思われます。

●24日午前9時半ごろ、札幌市中央区の百貨店「丸井今井一条館」の警備員から「8階の宝飾サロンの壁に穴が開いていて、泥棒に入られた」と110番があった。ショーケース20台のうち8台から高級時計やネックレスなど計247点9321万円相当がなくなっており、札幌中央署は窃盗事件として捜査している。

被害にあったのは腕時計30点(1503万5000円相当)と貴金属類217点(7817万5000円)。8台のショーケースのうち施錠されていた3台は鍵が壊され、残る5台は無施錠だった。

 店舗の壁(内壁)はベニヤ板と石膏ボード製で、外側からのこぎりのようなもので約50センチ四方の正方形に切り取られていた。
店舗の壁と建物の外壁とのすき間(幅約60センチ)は物置として使われており、外壁の明かり窓(縦約90センチ、横約60センチ)も割られていた。窓は、道路を挟んで隣接する丸井今井大通館との7階連絡通路のすぐ上にあることから、同署は犯人が屋上などから通路の屋根に降り立ち、明かり窓を破って出入りしたとみている。

 また、連絡通路の屋根の上から約27メートル下の地面まで青色の登山用ザイルが垂れたまま放置されており、犯人が逃走に使った可能性が高い。明かり窓のそばには犯行に使ったとみられる工具数点が残されていた。

 警備員が最後に巡回した23日午後9時半には異常がなく、24日午前9時15分ごろに出勤してきた従業員が、壊されたショーケースに気付いたという。
店内には人を感知するセンサーがあったが作動した形跡はなく、犯人が巧みに避けたとみられる。買い物に来ていた50代の主婦は「ザイルで下りるなんて映画みたい」と驚いた様子だった。

(6月25日 毎日新聞より引用)


警備員が巡回しているようです。

「侵入検知センサーがついていたのに作動した形跡がない」というのが非常に疑問です。というのが、室内用の侵入検知センサーは、映画のような特殊なめがねで検知エリアが見えて避けることができる、といったものではないからです。

空間をエリアで立体的に警戒し、そのエリアの中に人間が入ると温度差を検知します。

その検知エリアが1センサーで30~60本ほどありますので、それを避けるというのは難しく、センサーが働かないように事前に何らかの細工をしたか、警備システムを切ったかではないかと推測します。

どちらにしても、壁に穴を開け、ザイルで逃走というのは、窃盗のプロ中のプロである窃盗団による仕事だと思います。
事前に昼間買い物客にまぎれて下見を行い、どこにどんな商品があるかも調べているのではないかと思います。

こうしたプロ中のプロが全国の百貨店の宝石貴金属店を荒らしているにも係わらず、ショーケースも無施錠、というのはあまりにもお粗末だと思います。
こうした爆窃団に対しては

● 犯行を継続させないためにフォグガードで霧を噴射し、視界を遮る。

● 防犯性能の高いシャッター付きショーケースに宝石を保管する。

といった方法がお勧めです。

爆窃団向け防犯対策


投稿者:総合防犯設備士(2010年6月25日 11:34)

  

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